Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんかい
迷信解
井上 円了
Lesen Sie 迷信解 (めいしんかい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.601 Zeichen · 96 Bildschirme
よって、まず内外の事情を考うることが必要である。
外部の事情とは、薄暮、夜中のごとき事物の判明せざるとき、または山間深林のごとき寂寥たる場所、または死人のありたる家もしくは墓場の間のごとき、幽霊に縁故ある場所において幽霊を見ることの多きを指していう。内部の事情とは、身体の疲労衰弱、精神の哀痛恐怖の場合、または一事に専心熱中せる場合、または精神に異状を呈したる場合を指していうのである。これに加うるに、外物の耳目に触るるものあれば、一層幽霊の妄想を起こしやすい。これらの諸事情によりて、わが心内より幽霊の妄想を浮かべ、幻影を見るのである。されば、幽霊は一種の夢を見ると心得ても差し支えない。そのくわしき説明は心理学の問題なれば、ここに尽くすことはできぬ。古代、人知の開けざりしときには、人の死しても生時と同じく精神を継続し、生時、人に怨恨を有し讐敵となるものは、死後も同様に考え、冥土に入りてそのうらみをむくい、その仇を報ずることと信じておる。あるいは死したる後のみならず、生時にありてもその怨念が人を悩ますことができると思っておる。これ、世のいわゆる祟の妄説の起こるわけじゃ。