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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

Lesen Sie 迷信解 (めいしんかい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.601 Zeichen · 96 Bildschirme

Aozora Bunko

また、守り札のうちには奇々怪々なるものがある。夜中通行の際我是鬼の三字を書したる札を携帯すれば、決して怪物に遭遇することなしというがごときは、まだ怪しむに足らぬ。もし、民家の入り口に張り付けたるものを見るときは、異類異形のものが折々掛けてある。ことに魔よけに用うるものには、平家蟹の殻へ目口をえがきたるものあり、草鞋の片足を釘づけにしたるもあり、塩鮭の頭を藁縄にて貫きてつるせるもあり、そのなんの意たるや解するに苦しむことが多い。これを一見するに、どうしても未開の民たるを免れぬように思わる。また、御札につきて自家撞着のこともすくなくない。例えば、火よけの御札を出しながらその堂が火災にかかり、盗難よけの御札を出す所へ盗難があるなどは撞着といわねばならぬ。ある人の話に、「某神社に盗難よけの御札を出す所ありて曰く、『だれにてもその身にこの札を所持し、もしくはその家に保存すれば、決して盗難にかかる恐れなし』といいながら、堂内にかけたる賽銭箱にかたく錠を下ろしてあるを見たり。これ、自語相違にあらずや」と申したことを記憶しておる。愚民瞞着もここに至りて極まれりといわねばならぬ。