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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

Lesen Sie 迷信解 (めいしんかい) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.601 Zeichen · 96 Bildschirme

Aozora Bunko

とて、すぐに軍を出だし、果たして勝利を得たりとのことじゃ。また、周の武王は甲子をもって興り、殷の紂王は甲子をもって亡ぶといえる話がある。すなわち、昔シナにて、周の武王は殷をせめて甲子の日に紂王を亡ぼしたというにつき、同じき甲子の日なれども、武王のためには吉日となり、紂王のためには凶日となりたるわけにて、つまり、日に吉凶なき道理を示したものである。あたかも港にかかる船の、東方に行く者は、西風を順風といい東風を悪風といい、また西方に行く者は、東風は順にして西風は逆となる。もとより風に順逆の別なく、ゆく者に順逆あるに同じことじゃ。これとひとしく、日に吉凶の定まりあるわけなし、すべてわが方に吉凶の別があるのじゃ。今一例を挙ぐれば、明の太祖が天下を一統したる後に、太祖と年月日時を同じくして生まれたるものは、いかなる生活をなしおるかを知らんと思い、あまねくたずねけるに、一人を探り得たり。その者は窮貧の生活を営み、蜜十三籠をやしないて渡世をなしおれりとぞ。また、ある雑誌に出でたる説なるが、およそ世界の人類は一秒時に六十人ずつ生まれ出ずる割合なれば、釈迦、孔子、家康もしくはナポレオンと同日同刻にその生まれたるもの、必ず五、六十人あるべし。