Japanische Klassiker mit Furigana
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しぜんかいのきょぎ
進化と人生(下)
丘 浅次郎
Lesen Sie 進化と人生(下) (しぜんかいのきょぎ) von 丘 浅次郎 (おかあさじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.568 Zeichen · 109 Bildschirme
われわれ人間ではまず平均して、女が一人について、一生涯に四人ないし五人くらいの子を生む割合になっているから、もしそれがことごとく生存し繁殖したならば、二代目には人口が倍になり、三代目には四倍になり、四代目には八倍になる勘定であるが、もちろん実際にはそのとおりに増加することはできぬ。この点では人間も他の動物も理屈は同然で、多く産まれる子の中からただ少数のみが生存しうるのである。このようなところで身体の虚弱な精神の痴鈍な、団体の厄介になるに過ぎぬような人間を、どうなりこうなりただ生かしてさえおけばよろしいと、人工的に手をつくして生かしておくということは、一方から考えてみると全団体のためにはずいぶん不利益なことである。すべての人を生かしておくことができるならばいかに弱いものも助けなければならぬが、生まれる子の幾分かより生きる余地がないような現社会で、このような、団体のために不利益な人間を人工的に助けておくのは、とりもなおさず団体のためになおいっそうよく働きうべき他の人の生存の場所をふさいでいるわけにあたるから、全体から見るとこれは考えものであろう。またこのような人工的の手当によってわずかに生命を保ちうるような虚弱な者が子を遺せば、これもまた親に似て決して丈夫ではなく、ついには団体全部が人工的の保護がなければ