Japanische Klassiker mit Furigana
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きんがでずに、なしのうまれたはなし
金が出ずに、なしの産まれた話
小川 未明
Lesen Sie 金が出ずに、なしの産まれた話 (きんがでずに、なしのうまれたはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.640 Zeichen · 6 Bildschirme
それから後のことです。
「地主さんのまくらもとへ金の仏さまがお立ちになって、山を掘れとおっしゃった……。」とか、
「だんなさまが、お座敷にすわって、あちらを見ていなさると、山の方で、金の仏さまが手招きなさった……。」とか、村にはいろいろの話が持ち上がりました。
三人の熟練した坑夫が、北の遠い島から、呼ばれることになりました。
「さあ、宝を掘りあてて、大金持ちになるか、貧乏をして、裸になるか、運だめしだ。力のつづくかぎりやってみよう。のるもそるも人間の一生だからな。」
金持ちは、ついひまなものだから、ちょっとした空想が、大きなことになったので、自分ながらあきれましたが、もう、そのときは、村の人たちもたくさん仕事に雇われて、働いていました。島からきた、三人の坑夫は、めいめいいうことがちがっていました。
「この山には、銅も、銀も、金も、鉄もあるけれど、まだ、年が若い。」と、一人がいいました。
これを聞いた金持ちは、
「年が若いそうだが、もう、何年ばかりたつと、ちょうどよくなるかな。」とたずねました。しかし、これは、木や、人間のようなものではありません。坑夫は笑いながら、