Japanische Klassiker mit Furigana
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はちのき
鉢の木
山本 周五郎
Lesen Sie 鉢の木 (はちのき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.534 Zeichen · 28 Bildschirme
四
「知っておる」「承知のうえで侮辱したのだな」「侮辱というのは違う、しかしまず云いぶんを聴こうか」「おれの住居へ来い」四郎兵衛は相手の眼をねめつけながら云った、「そして妹の前へ土下座をしてあやまれ、その迎えに来たのだ」
四
又左衛門は冷やかにこちらを見た、それからしずかに微笑さえうかべながら云った、「佐伯又左衛門は、生れてこのかた人に頭をさげたことがない、この文についてはなおさら、あやまる必要などはちっともないよ」「おのれのした事を恥かしいとも思わないのか」「いささかも……」又左衛門は再び頬笑んでそう云った、「萩尾どのを妻に欲しいという気持は潔白だ、萩尾どのこそ佐伯家の妻として恥かしからぬひとだ、そう思ったから家扶を遣って作法どおり縁組を求めたのに、いちどは若すぎるといい次いでは他に婚約があるという挨拶だった、こちらは武士の言葉と信じて待ったが、そこもとの返辞はその信頼を裏切った」「待て、おれの言葉には申し条がある」四郎兵衛は遮って云った、「縁談などというものは、断りにくいものだ、若すぎると申したのは辞儀だ、それで縁組の意志のない