Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
「十銭(せん)」子供(こども)が大きな声で勢(いきおい)よく言(い)いました。
「十銭(せん)は高いな」大臣(だいじん)はほんとうに高いと思いながら言(い)いました。
「五銭(せん)」子供(こども)がまた勢(いきおい)よく答えました。
「五銭(せん)は高いな」大臣(だいじん)はまだほんとうに高いと思いながら笑(わら)って言(い)いました。
「一銭(せん)」子供(こども)が顔をまっ赤にして叫(さけ)びました。
「そうか。一銭(せん)。それではこれでいいだろうな」大臣(だいじん)は紅宝玉(ルビー)の首(くび)かざりをはずしました。
「いいよ」子供(こども)は赤い石を見てよろこんで叫(さけ)びました。大臣(だいじん)は首(くび)かざりを渡(わた)して百合(ゆり)を手にとりました。
「何にするんだい。その花を」子供(こども)がふと思いついたように言(い)いました。
「正※知(しょうへんち)にあげるんだよ」
「あっ、そんならやらないよ」子供(こども)は首(くび)かざりを投(な)げ出しました。
「どうして」
「僕(ぼく)がやろうと思ったんだい」
「そうか。