Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
ホモイが申しました。
「それは大丈夫ですよ。僕は決してなくしませんよ。そんなようなことは、ひばりも言っていました。僕は毎日百遍ずつ息をふきかけて百遍ずつ紅雀の毛でみがいてやりましょう」
兎のおっかさんも、玉を手にとってよくよくながめました。そして言いました。
「この玉はたいへん損じやすいという事です。けれども、また亡くなった鷲の大臣が持っていた時は、大噴火があって大臣が鳥の避難のために、あちこちさしずをして歩いている間に、この玉が山ほどある石に打たれたり、まっかな熔岩に流されたりしても、いっこうきずも曇りもつかないでかえって前よりも美しくなったという話ですよ」
兎のおとうさんが申しました。
「そうだ。それは名高いはなしだ。お前もきっと鷲の大臣のような名高い人になるだろう。よくいじわるなんかしないように気をつけないといけないぞ」
ホモイはつかれてねむくなりました。そして自分のお床にコロリと横になって言いました。
「大丈夫だよ。僕なんかきっと立派にやるよ。玉は僕持って寝るんだからください」
兎のおっかさんは玉を渡しました。ホモイはそれを胸にあててすぐねむってしまいました。