Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
むぐらをたいへんおどしたそうだな。むぐらの家では、もうみんなきちがいのようになって泣いてるよ。それにこんなにたくさんの実を全体誰がたべるのだ」
ホモイは泣きだしました。りすはしばらくきのどくそうに立って見ておりましたが、とうとうこそこそみんな逃げてしまいました。
兎のお父さんがまた申しました。
「お前はもうだめだ。貝の火を見てごらん。きっと曇ってしまっているから」
兎のおっかさんまでが泣いて、前かけで涙をそっとぬぐいながら、あの美しい玉のはいった瑪瑙の函を戸棚から取り出しました。
兎のおとうさんは函を受けとって蓋をひらいて驚きました。
珠は一昨日の晩よりも、もっともっと赤く、もっともっと速く燃えているのです。
みんなはうっとりみとれてしまいました。兎のおとうさんはだまって玉をホモイに渡してご飯を食べはじめました。ホモイもいつか涙がかわきみんなはまた気持ちよく笑い出しいっしょにご飯をたべてやすみました。
*
次の朝早くホモイはまた野原に出ました。
今日もよいお天気です。けれども実をとられた鈴蘭は、もう前のようにしゃりんしゃりんと葉を鳴らしませんでした。