Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
そしてたくさんのシグナルや電燈の灯のなかを汽車はだんだんゆるやかになり、とうとう十字架のちょうどま向かいに行ってすっかりとまりました。
「さあ、おりるんですよ」青年は男の子の手をひき姉は互いにえりや肩をなおしてやってだんだん向こうの出口の方へ歩き出しました。
「じゃさよなら」女の子がふりかえって二人に言いました。
「さよなら」ジョバンニはまるで泣き出したいのをこらえておこったようにぶっきらぼうに言いました。
女の子はいかにもつらそうに眼を大きくして、も一度こっちをふりかえって、それからあとはもうだまって出て行ってしまいました。汽車の中はもう半分以上も空いてしまいにわかにがらんとして、さびしくなり風がいっぱいに吹き込みました。
そして見ているとみんなはつつましく列を組んで、あの十字架の前の天の川のなぎさにひざまずいていました。そしてその見えない天の川の水をわたって、ひとりのこうごうしい白いきものの人が手をのばしてこっちへ来るのを二人は見ました。けれどもそのときはもう硝子の呼び子は鳴らされ汽車はうごきだし、と思ううちに銀いろの霧が川下の方から、すうっと流れて来て、もうそっちは何も見えなくなりました。