Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

そしてこれからなんでもいつでも私のとこへ相談においでなさい」

「僕きっとまっすぐに進みます。きっとほんとうの幸福を求めます」ジョバンニは力強く言いました。

「ああではさよなら。これはさっきの切符です」

博士は小さく折った緑いろの紙をジョバンニのポケットに入れました。そしてもうそのかたちは天気輪の柱の向こうに見えなくなっていました。

ジョバンニはまっすぐに走って丘をおりました。

そしてポケットがたいへん重くカチカチ鳴るのに気がつきました。林の中でとまってそれをしらべてみましたら、あの緑いろのさっき夢の中で見たあやしい天の切符の中に大きな二枚の金貨が包んでありました。

「博士ありがとう、おっかさん。すぐ乳をもって行きますよ」

ジョバンニは叫んでまた走りはじめました。何かいろいろのものが一ぺんにジョバンニの胸に集まってなんとも言えずかなしいような新しいような気がするのでした。

琴の星がずうっと西の方へ移ってそしてまた夢のように足をのばしていました。

ジョバンニは眼をひらきました。もとの丘の草の中につかれてねむっていたのでした。胸はなんだかおかしく熱り、頬にはつめたい涙がながれていました。