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Japanische Klassiker mit Furigana

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どうせんかいじへん

銅銭会事変 短編

国枝 史郎

Lesen Sie 銅銭会事変 短編 (どうせんかいじへん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.745 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

大通でげすな。なあァんて事になってしまう。そうやって謳っているうちに、それよこせやれよこせ、洗いざらい持って行かれる。ヘッヘッヘッヘッヘッこれはこれは、いつの間に貧乏になったんだろう? などと驚いても追っ付かない。だから決して笑ってはいけない。いつもうんと怒っているがいい。……だがこいつは勇士の態度だ。利口者には別の道がある。行儀作法を覚えることよ。お辞儀を上手にすることよ。お太鼓をうまく叩くことよ。お手拍子喝采を習うことよ。それで権勢家に取り入るのよ。そうして重用されるのよ。さてそれからジワジワと、自分の考えは権勢家に伝え、その権勢家の力を藉りて、もって実行に現わすのよ」

また感慨に耽り出した。

舁ぎ込まれた一丁の駕籠

と、その時一丁の駕籠が、森の中へ担ぎ込まれた。

「こんな深夜にこんな所へ、担ぎ込まれるとは不思議千万、何か様子があるらしい」弓之助は社の背後へ隠れた。

「おお先棒もうよかろう」「おっと合点、さあ下ろせ」

駕舁きはトンと駕籠を下ろした。それから額の汗を拭いた。それからヒソヒソと囁き合った。

「おい姐さん、用があるんだ、ちょっくら駕籠から出ておくんなせえ」