Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とうぎゅう
闘牛
国枝 史郎
Lesen Sie 闘牛 (とうぎゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.976 Zeichen · 20 Bildschirme
六
で、彼サンジカリストは、そうやって、牛飼人になったものの、低い身分でございますので、宮廷の中へ忍び込む事も宝庫の中へ這入ることも、「サラセンの耳飾」を盗むことも出来なかったのでございます。
で彼は一人宮廷内の侍従職といったような高官を、自分の相棒に引き入れて、目的を遂げようと目算みました。そして其ワナにかかったのが閣下の甥御なのでございます。折柄閣下の其甥御は、閣下の令嬢との婚約を閣下のために破壊され、自暴自棄になって居りましたので、すぐに彼の仲間となりまして、昨夜は闘牛の前夜というので、宮廷が何となく騒がしいのを、よいことにして宝蔵へ這入り目的を達したのでございます……)
そして尚ラシイヌは斯う云っている。
(次に、私は、「サラセンの耳飾」を何うして何処で発見したか、お話し致したいと存じます)
六
(今日の競技の立派だったことは、そして市民達のあの熱狂は、近年に無いことでございました)
ラシイヌの手紙は、突然此処で、今日競技場で行われた闘牛のことに就いて記している。
(追い込まれる闘牛のどれを見ても、みんな素晴らしい逸物でただただ驚嘆するばかりでした。