Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめしょうしょう

雨瀟瀟・雪解 他七篇

永井 荷風

Lesen Sie 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) von 永井 荷風 (ながいかふう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.414 Zeichen · 289 Bildschirme

Aozora Bunko

但当月中には是非とも「口舌八景」上げたきつもり貴処もせいぜい御勉強のほど願はしくお花半七掛合今より楽しみに致をり候

半兵衛

金阜先生さま

その頃までは何の彼のといっても私にはまだ若い気が残っていた。四十の声を聞いて日記雑録など筆を執るごとに頻に老来の嘆をなしたのも、思えばなお全く老いるには到らなかった証拠であろう。愚痴不平をいう元気のある中はまだ真に絶望したとはいわれない。今の芸者の三味線などは聞かれたものでないなぞと人前で耻し気もなくそんな事が言われたのはまだ色気もあり遊びたい気も失せなかった証拠である。遊びたい気があれば勉学の心も失せない訳である。述作の興味も湧くわけである。一夜或人の薗八節を語るを聞きわたしもその古調を味い学びたいと思立って薬研堀の師匠の家に通っていた事がある。その時分ふとした話から旧友のヨウさんも長唄哥沢清元といろいろ道楽の揚句が薗八となり既に二、三年も前から同じ師匠を木挽町の待合半輪というへ招き会社の帰掛け稽古に熱心している由を知って互にこれは奇妙と手を拍って笑った。それからわたしはヨウさんに勧められるまま朝の稽古通いを止めて夕刻木挽町の半輪へ出向く事にしたのであった。