Japanische Klassiker mit Furigana
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
Lesen Sie 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) von 木村 荘十 (きむらそうじゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.859 Zeichen · 76 Bildschirme
「新規募集をして補充した者です。この頃は子供も少くなって、大分大きいのが来ますし、大きいのはどうしても坑外で使うようになりますので、よく逃げるのであります」
「じゃア坑内にはまだ小さいのが居るのか」
「はア、坑道は非常に狭いものですから、大人は働きにくいのです」
「俺を案内してくれ。一度見て置こう」
「自分も前の守備隊長のおともで一度見たきりですが、坑内を御覧になるのですか」
徐上等兵は困った顔をした。鉱区でさえ、守備兵を置いて外来者を一歩も入れない秘密の国である。兵と雖も屡々坑内へ入ることは鉱山事務所で厭悪するのである。
「差支えないだろう。俺達に事務所雇いの衛兵の手伝いまでさせて、逃亡者を見張らせるなら、坑夫達がどんな風にやっているか位、見せて置くのは当り前だ」
孫軍曹は云い出したら聞かなかった。
翌朝孫軍曹は躊躇する上等兵を連れて少年達の家へ向った。
彼等は坑口の近くに、石灰石を固めた高さ一丈にも足らぬ低い家に住っていた。
それは四、五坪の便所も何もない小屋で、ここに二十人の子供達が、駄馬や、小馬と一緒に飼われているのだ。
彼等は、朝の五時から坑内へ入って、午後の一時に坑内の仕事を終る。