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Japanische Klassiker mit Furigana

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れいこんだいじゅうごうのひみつ

霊魂第十号の秘密

海野 十三

Lesen Sie 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.100 Zeichen · 86 Bildschirme

Aozora Bunko

隆夫はよろこびと、おかしさと、もの足りなさの渦巻の中にあって、ぼーッとしてしまった。

その後の物語

昔ながらの親子三人水いらずの生活が復活した。だが、それは奇妙な生活だった。これが親子三人水いらずの生活だということは、治明博士と隆夫だけがわきまえていることで、母親ひとりは、その外におかれていた。世間のひとたちも、一畑さんのお家は、ご主人が帰ってこられ、奥さんはおよろこびである。ご主人がインド人みたいなこわい顔のお客さんを引張ってこられて、そのひとが、あれからずっと同居している――と、了解していた。

隆夫は、めったに主家に顔を出さなかった。それは治明博士が隆夫のために、例の無電小屋を居住宅にあてるよう隆夫の母親にいいつけたからである。そこに居るなら、隆夫は寝言を日本語でいってもよかった。なにしろ、事件がうまい結着をみせるまでは、母親をもあざむいておく必要があったから、隆夫はなるべく主家へ顔出しをしないのがよかったのである。隆夫には、たいへんつらい試練だった。

もう一人の隆夫は、どうしていたろう。隆夫の肉体を持った霊魂第十号は、今どうしているか。