Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

今日は斯う云う権門だとか、明日はあゝ云う集会があって拠なく遅く成りましたら橋場の別荘へ泊りますと、断っては出掛けます。何時も岡村由兵衞が一緒で、或日丁度自分の宅の少し手前に懇意なものがありまして、此家での宴会を済まして表へ出ると、彼れ此れ一時でございます。

幸「由さん遅く成って気の毒だね」

由「なに遅くなったって、斯う云う時に御別荘の有るてえ此の位便利な事はありません、だが矢張川口町へ帰るつもりで頻りに急ぎましたが知れるといけません、好い塩梅によし原の(芸者)おしめ、延しん、おなおなぞが、貴方の此処へ帰る事を知りませんから宜うございますが、知った日にゃア、ヘエーてんで無闇に来ますよ」

幸「お前ばかり知ってるんだから誰にも喋っちゃアいけねえよ」

由「なに私は喋りゃアしませんが、実に世間にも権妻は幾許もございますが、何れ芸者上りが多いので、旦那が大金を出して身請を為てサ、増長させて云う芽が出るんですが、それとちがいお宅のお内さんぐらいの温和い方を私は未だ見た事がありません、第一信心者でげす」

幸「ウン余り外へ出るのが嫌えで、芝居は厭だ