Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
のですか」
治「家内は無いのです、手前の妻は五年前に歿しまして、それからは独身で居ります、へえ、至って手狭ではありますが、些とお立寄を願いとうございます」
女「はい……まだ私は参った事はありませんから一度見物したいと思って居りますが、お寄申して万一奥さんか又権妻さんでもいらしって、お悋気でもあるとお気の毒だと存じまして」
治「いえ家内は全く無いのでございます、尤も世話をして呉れるものもありましたが、長し短かしで何うも善いのがありませんから独身で居りますが、却って気楽でございます」
女「それはマア好いお身の上で……貴方のようなお方の御新造になる方は本当にお仕合せで」
治「へゝ、なに仕合せでもありますまい、何うもヘヽ誠に不粋な人間で何も心得ませんからなア……貴方さまもお一方で、お子供衆はございませんか」
六十九
女「はい子供はございません、親類が深川に居りまして、これが銀行へ出ますので、私は其の方へ引取られて参るより他に仕方のない身の上でございますが、疾うッから嫁付け/\再縁しろと申しまして、兄が申すには官員は忌だから遣らない、商人が一番好いが、何んなら他県で堅い