Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
商人であって、横浜へ来て取引をするような田舎の商人の方が、田地なども持って居て身代が堅いから、然う云う処へ縁付けたいと夫ればかり申して居りますが…何処かに好い口があったら縁付けると兄が申すので」
治「へえーなアる程……実は東京も盛んな処でげすが、また手堅い処へ参っては田舎の方が手堅うございますからな、へえー成程お世話ア致しましょうか」
女「お世話たって私のようなものですから、誰も貰ってくれる人がありませんもの……貴方は本当に奥さんがありませんか」
治「本当にありません、真実でげす、本当にないから無いと申上げましたので」
女「貴方はまアお調子が好過ぎますよ……ま一杯お酌を致しましょう……何んですね……私の様なものだってサ、本当に貴方のような結構なお身の上はありませんね」
治「なに余り結構じゃアございません」
女「巧く云っていらっしゃるよ」
と治平の手首を握るを振払い、
治「ヘヽエ御冗談なすっちゃアいけません」
女「好いじゃアありませんか、貴方本当にお独身ですか」
治「へえ……」
女「私は当家へ参りましてから、貴方の在らっしゃるお座敷ばっかり見て居りました