Japanische Klassiker mit Furigana
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わたしのしごと しょうこうのしごと
青帛の仙女
上村 松園
Lesen Sie 青帛の仙女 (わたしのしごと しょうこうのしごと) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 28.693 Zeichen · 68 Bildschirme
それ位の自信とうぬぼれがなくてはあかん」その母の一言で、私の粘っていた気持は、すぽっととけてしまい、それで、思い切って文展出品をやめ二ヶ月後にあったイタリアへの出品に心を定め、落ちついて構想をまとめ〈人形遣い〉を描いて入選しました。母は竹を割ったような性格で、何度か私が思いなやんだり、迷ったような時に、活路を開いてくれました。
母はそんなたちですから、しゃっきりしすぎていたのでしょう。誰にも遠慮なくずばずばと思うことを言いました。昔、辰巳という国民新聞の記者が、よく家へ見えましたが、後に「あなたのお母さんには、よく叱られた」と言われたことがあります。
絵心のあった血統
私の絵の素質がどこからきたのかと言われれば、母方からと言えましょう。母も絵心のある人でした。母方の祖父も絵が好きでした。四条通りには、袋物や古本の夜店がよう出ました。母はそんなところで、古い絵の本を買うてそれを写しておりました。字はとても達筆でした。茶の壺に貼る茶名をかいた紙が、赤くなると、母は自分で書いてはりかえます。
母の二十六、七歳のころの手になるお茶の値段表を今も記念に残していますが、亀の齢一斤六圓也、綾の友一斤五圓五十銭也などと達者なお家流の字でかいてあります。