Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいしゅんのいきのあと

青春の息の痕

倉田 百三

Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme

Aozora Bunko

けれどそれはあるがままの社会に不調和があるためであって、神の国に民たる人はその大切なツーゲンドとして、求めることアクセプトすることの自由がなくてはならぬと思います。エス様もよろこんで求めかつ受け取りなさいました。罪人からも税吏からも、ニイチェなどのいわゆる「与うるもの」よりもフランシスなどの、日の光をも恵みと感じた心の持ち方を私は喜びます。いつかあなたのおっしゃった Ich bin weil ich geliebt werde. の心地が最ものぞましいと思います。私は自分を全きものとしようとする努力は、常に自らと共存者とを調和のなかに従属せしめようとするねがいとはなるべからざるものと考えます。他のものをふみ越えて成長しようとする心は、神の子の属性ではありませんね。私はこの頃つくづくキリストがニイチェよりも深い感情の持ち主であったと思います。征服欲などは、所詮、運命を知らざる間の出来心にすぎませんね。私は私たちが造られたる物であることを意識することが、人と人との従属の鍵だと思います。私は愛を求めましょう。神の恵みと同胞の愛とに依属せずに、生きることはできないのは、たしかな事実であって、それを認めないのは、自分を知らないからだと存じます。