Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
そこから海岸まで緩やかな傾斜になっていて両側の松林では淡日がさして小鳥などよく啼いています。私は杖を曳いて鳥打ちをかぶってそこを往復します。私はまったくひとりの自分を嬉しみ静かな確実な生活をしています。病気はずっとよろしいから悦んで下さい。
学校では相変わらずでしょうね。正夫君はどうしていますか。私にもこの頃は静かな気持ちというものがわかるようになりました。
それから正月号は何日頃できるでしょうか。できましたら私に五冊ほど送って下さいませんか。それからまことに恐れ入りますが、一冊を小石川日本女子大学校松柏寮内倉田艶子に送って下さいませんか。なにとぞお願いいたします。私は二、三年山ごもりしてからだを養わなければなりません。君らが学士になられるまで、やっと一年の課程を終えたままで、就学できないのはずいぶん淋しいには淋しいが、それくらいなことで屈托してはいけないゆえ、私はしんぼういたします。
あなたの健康について祈る。(久保謙氏宛 大正三年一月十一日。須磨より)
孤独の部屋
私は二、三日前からここで暮らしています。ここは備後の南端にある、小さな港です。