Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しゃべりすぎる

饒舌りすぎる

山本 周五郎

Lesen Sie 饒舌りすぎる (しゃべりすぎる) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 27.957 Zeichen · 55 Bildschirme

Aozora Bunko

土田はそうかなと首をかしげたが、おそらく事実だろうと思った。それから二年のち、――十太夫はおみのが土田のほうに好意をよせている、ということを感づいた。土田もまたおみのが好きらしく、そう気づいてから注意してみると、二人がひそかに意中をしめしあうようなそぶりをする。紛れなしと認めたから、或るとき土田に本心を訊いた。土田はびっくりし、口をあけて十太夫の顔を見まもり、ついで微笑しながらそれは逆だと答えた。慥かに自分はおみのが好きだが、おみのは十太夫にのぼせている。だから自分はなるべく二人の邪魔をしないようにしているのだ、と云った。嘘ではないらしい、それならおみのの気持を訊いてみようということになった。おみのの答えは、「お二人とも同じくらいに好き」だというのであった。土田さまも好きだし小野さまも好き、どちらがどちらよりも好きだと比べることはできないし、お二人をべつべつに考えることもできない、と困ったように告白した。面倒くさいことになった、男二人に女一人ではどう片づけようもない、暫くこのままでようすをみよう、と十太夫が提案した。三人の気持が変るのを待とう、というわけであろう。