Japanische Klassiker mit Furigana
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しゃべりすぎる
饒舌りすぎる
山本 周五郎
Lesen Sie 饒舌りすぎる (しゃべりすぎる) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 27.957 Zeichen · 55 Bildschirme
と土田は声を低くした、「私は十太夫の友人であるだけではない、中老という重任があり、奉行職記録所の頭取という役目も兼ねている、いまは十二月で、どちらにも欠かせない御用がたまっているのだ、わからないことを云うな、安川」
「わかりました、それがあなたの友情だったのですね」と安川は云った、「――失礼します」
安川は踵を返して去った。
この問答を父の正兵衛は聞いていたらしいが、そのことについてはなにも云わず、寝所へ立つときに、正三郎の居間の外から、「雪になったぞ」と声をかけていった。その夜半すぎに十太夫は死んだ。正三郎は父に弔問を頼んで登城し、葬儀も父に代ってもらった。年があけて三月はじめ、宗光寺で十太夫の七十五日忌がいとなまれたとき、初めて土田は焼香しにいったが、ほんの形式だけの焼香ですぐに帰ろうとした。
安川はもちろん、知った顔ばかりだったが、誰も土田には挨拶をしなかったし、眼を合わせることさえ避けていた。
土田もそんなことには無関心なようすで、接待で刀を受取り、そのまま出ようとすると、十太夫の妻のしづが、幼児を抱いて小走りに来、声をかけた。
「こんにちは有難うございました」