Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だばとひゃくしょう

駄馬と百姓

小川 未明

Lesen Sie 駄馬と百姓 (だばとひゃくしょう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.203 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

だいいちりっぱな馬で、どこへ出しても恥ずかしくないだろうと考えました。

「それほど、おまえさんが私の馬が気に入ったのなら、いまでもいいから、換えてあげますよ。」と、甲の百姓はいいました。

こう聞くと、乙の百姓は、たいそう喜びました。

「それはありがとうございます。私は、いままで、どれほど、この馬に悩まされたかしれません。まことにいうことを聞かない馬です。あなたはよく仕込んでください。」と、乙の百姓はいって、自分のりっぱな馬を甲に渡し、甲の持っていた脊の低い醜い馬を受け取って、いたわりながら、乙の百姓はあちらへ去ってしまいました。

甲の百姓は、乙のりっぱな脊の高い馬を連れて、我が家へ帰りました。その明くる日から、甲の百姓は、その馬に車を引かせて歩くことになりました。

すると、すこし荷が重いと、馬は首をふってすこしも動きませんでした。甲の百姓は、これは太い奴だと思って、ピシピシと繩で馬の脊中をなぐりました。けれど、なぐればなぐるほど、馬はいうことを聞きませんでした。

「なに、俺が手なずけたら、どうにでもなるだろう。」

と、甲の百姓の思ったことは、まったくあてがはずれてしまいました。