Japanische Klassiker mit Furigana
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かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ
魯山人書論
北大路 魯山人
Lesen Sie 魯山人書論 (かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.639 Zeichen · 175 Bildschirme
心眼というのは、その人の有する心の眼であります。物を観る場合、こちらに心の眼のないときは、他の有する心を見透すことは出来ないのであります。
それで自分に心の眼があってこそ、始めて他の人の心を判断する事が出来、従ってよく他の心が読める。書画の鑑定を致しますにも、多くは心眼によって明確に判断できるのであります。でありますから、他の心の中が見えない人は書画の鑑定は出来ない。人物を見て、彼は好人とか悪人とかとよくいいますが、当方に心の眼があって始めて相手の心を知る事が出来るのであります。それも段々程度がありまして、低いのも高いものもあります。すなわち、上に上があり、下に下があって、例えば大観、栖鳳等のいわゆる新画は見誤らない程度の鑑定心眼を持っていても、ウンと昔に溯って三百年、五百年前の古書画とか、また千年も前の仏画、建造物となると、すばらしい心眼がなければ鑑る事は出来ない。心眼の理想はそれを鑑るまでに本格に磨きあげて行かなければならないと思うのであります。それでどうしても他の心のどん底をこちらの心の眼で見破るという必要があります。ただウカウカとものの形態だけ捉える事に興味を持っている程度では、心眼というものは、いつまで経っても出来ない。