Japanische Klassiker mit Furigana
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かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ
魯山人書論
北大路 魯山人
Lesen Sie 魯山人書論 (かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.639 Zeichen · 175 Bildschirme
馬場※(「金+英」、第3水準1-93-25)一氏の書
益田さんは、八十何歳にして今日なお壮者を凌ぐ健康を保持している。いわば、尚かつ将来のある茶人である。翻然悟るところがあって、明日から下手を心掛けて欲しいと希う者は、あに自分独りの望みではあるまい。
鈍翁にしていい書を、価値ある書を書くことについて、今より上手と下手といずれを学ぶべきかという岐路に立つとすれば、誰がなんといおうとも、下手をこそ選ぶべき秋である。それが益田さんの今後の向上を約束するものであって、しかして彼の保健を益するものであろう。
しかし、こういうことは、人の性格であり、人格のしからしむるところであるから、にわかにどうこうなれというのでは、もちろんないが、それにしても艶を心掛ければ、いつか艶を増し、地味を心掛ければ、いつか地味になる、心掛け一つで性格も一変するであろう。
益田さんの書については、まだ色々書技上仔細に述ぶべきことがあるが、行く行く他の茶人を批評する場合に、また比較して引合いに出すこともあろうから、その折々に述べるとして、ここには以上の根本的な問題についての批評に止めておく。
(昭和十一年)
馬場※(「金+英」、第3水準1-93-25)一氏の書