Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
はとつかい
鳩つかひ
大倉 燁子
Lesen Sie 鳩つかひ (はとつかい) von 大倉 燁子 (おおくらてるこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.680 Zeichen · 30 Bildschirme
そこで、これは天華堂自身か、あるいはその店の者か――」と云いかけていると、立松はポンと赤星の膝を叩いて、
「じゃ君が、君が佐伯田博士だったんだね?」
「変装していたんだ。勿論博士の承諾を得てやったんだがね、鼻眼鏡をかけ、頬髯を附けてね――。その偽博士が天華堂に行ったとき、店には杉山氏、主人及び店員四人、保険会社の岩城文子の七人がいた。犯人はこの七人の中にいなければならない。第一に怪しいと思ったのは天華堂主人だ。で、彼を電話口に喚び出し、『いま、「中洲の森」で唖の権と青痣の吉公が大喧嘩をおっ始め権の野郎は逃げたが吉公は大怪我をして死ににかかっている、是非手渡したいものがあるから貴方に来てもらいたいんだが――』と、云うと、主人は怒ったような声で『間違いじゃないか、俺はそんな名を聞いたこともないよ』と言ったので、こんどは他へかけて同じ言葉を繰り返してみた。すると『どうして電話番号を知ったか』と話の返辞より先に詰問だ。しめた! と思って『吉公が教えた』と出鱈目を言うと、『馬鹿! 仕様のない奴だなア、明日行くよ。今夜は行かれない、もう電話をかけちゃならない。かけると承知しないよ』