Japanische Klassiker mit Furigana
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めいせつじじょでん
鳴雪自叙伝
内藤 鳴雪
Lesen Sie 鳴雪自叙伝 (めいせつじじょでん) von 内藤 鳴雪 (ないとうめいせつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 192.693 Zeichen · 377 Bildschirme
それ以来は、寄宿舎の俳句仲間よりも私が最も氏に信用せらるる事になって、私もいよいよ得意になって句作をした。この年子規氏は日本新聞の創設に際して、その文芸欄を受け持つ事になった。これは谷干城氏が我同胞が西洋にのみ心酔して日本という事を忘れるのを憤慨して、それを覚醒するために発刊したので、名さえも日本と名づけて主筆としては、陸羯南氏を用いた。この羯南氏と共に、司法省法律学校の放逐生たる同郷の加藤恒忠氏は子規氏の母の弟である関係から、羯南氏が早くより子規氏を知っていて、この新聞で充分にその才能を発揮せしめたのである。そこで子規氏も得意になって俳句の選をする事は勿論、俳論を縦横に書いて月並派を攻撃して、ここに始めて我々が俳句の今日あるを致した。この影響は一両年経つか経たぬに全国に及んで、新聞という新聞は、俳句を掲げざるなく、書生仲間には到る処に子規風の俳句を真似する事になった。而して子規氏は、好んで旅行もしたものであるが、この歳末に新聞社から切符を貰ったというので、私を促して日光や武州高雄山の吟行を試みた。
その翌年の一月であった、子規氏が私の宅へ来て、昨夜は非常に面白かった、それは椎の友会というへ行って運座をやって、遂に徹夜したとの事である。