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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいせつじじょでん

鳴雪自叙伝

内藤 鳴雪

Lesen Sie 鳴雪自叙伝 (めいせつじじょでん) von 内藤 鳴雪 (ないとうめいせつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 192.693 Zeichen · 377 Bildschirme

Aozora Bunko

この検査の時も、用達に周旋をさせ、問屋の役人に賄賂をつかうと、少々貫目が多くても通してくれた。もし賄賂をつかわないと、貫目が少くても多いといわれることがある。役人の手儘に目方をかけるのであるから、重いも軽いも手加減次第でどうでもなった。その賄賂は殆ど定価のようになっていて、既に江戸出発の折に、幾ら幾らと予算に立てて置くことが出来た。

旅籠屋では茶代を必ず置かねばならなかった。何でも二百文か三百文ぐらい置いたもののように覚えている。

武家には温順であるとさきにいった雲助、馬士も時々酒手をくれぐらいのことはいった。武士であるから叱り付ければそれまでのことであるが、やはり乞われれば少々は与えた。与えないと疲れぬのに疲れた風をして、グズグズするという位の復讐にはあうのだ。

武家宿には、特に何藩の定宿というのも多くあった。松山藩の如きは別に定宿というのは無かったが、幕府の親藩に準じたという訳か、外の外様や譜代よりは、海道筋でも何となく勢力があるらしく、『松山様』といえばどこでも快く宿を引受けた。なお昔は長崎の探題とかであった訳もあろう。

大名の泊る宿は本陣と称したが、それに次いで『脇本陣』