Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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あさひのよろい

あさひの鎧

国枝 史郎

Lee あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 239.520 caracteres · 475 pantallas

Aozora Bunko

「バ、馬鹿な、そんなこたアねえ」

「餓鬼め!」

と、姥はまた吼えた。

「しかも檻には頼兼の妾と、小伜とが隠してあったのじゃ!」

「うんにゃ、違う、そんな筈はねえ、念には念を入れたがいいと、こう思ったので警護衆と一緒に山猫の檻から猿の檻、密閉してあったでっかい檻まで、いちいち刻明に調べたが、密閉してあった檻の中からは、さっきもいったが鼡一匹……」

「黙れ、迂濶者、この阿呆! ……密閉してある檻なんぞ、カラクリじゃ、まやかしよ! そのようなものに何んの何んの、落人なんど隠して置こうか! ……獣の檻に、獣の檻に!」

「マ、まってくんな、そんな筈はねえ。獣の檻には獣の類が……熊や猪めが、まさしくいたに!」

「熊は熊だが熊の皮じゃ!」

「皮! 皮と? クマカワと?」

「頼兼の妾千寿めには、熊の生皮をうちかぶせ……」

「…………」

「六歳になる小伜には、猪の生皮をうちかぶせ……」

「…………」

「獣に仕立てた飛天夜叉の才覚!」

「ふーん」

「範覚!」

「おれどうしようぞ!」

「大木戸通ったは何時じゃ!」

「おおよそ半刻、半刻前じゃ」

「二里とは行くまい、ソレ追っかけろ!」

阿修羅となった鬼火の姥は、裾ひっからげ御幣ふり立て、