Clásicos japoneses con furigana
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
Lee おばけの正体 (おばけのしょうたい) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 74.925 caracteres · 145 pantallas
第五七項 白提灯の化け物
第五八項 白衣の幽霊
その大顔と見しは、木の切り口であったとのこと。
第五七項 白提灯の化け物
福島県田村郡某町長の話に、「かつて警察に在勤中、深夜、人家なき所を独行せしに、道に白き体のものが転々としてころげており、だんだん己の方に近づき来たるを見て大いに驚き、真に大怪物と信じ、これを一撃のもとに退治せんと決し、一刀をふるってつきとめて見れば、なんぞ計らん、墓場に葬式のあったときにかかげたる白提灯が、風に吹き落とされて、道にころげいたのであった。そのときはひとりで吹き出した」という話を聞いた。
第五八項 白衣の幽霊
むかし、余が駒込蓬莱町に寓居せしとき、門前に寺の墓地があって、その間を通過せざれば出入ができぬ。ある夕べ、下婢が食品を買いに出かけ、宅に帰る途中、墓間を通行せるに、白衣を着たる幽霊が現出しいたりとて、驚き走ってほとんど気絶せんばかりになって帰って来た。余はそのことを聞き、「己の臆病より呼び起こせるものならん」というも、当人は「ホントーの幽霊である」と申すから、念のために車夫に命じて実地を検せしめしに、その日、昼間に葬式があって、墓前に白き提灯をつるし置きたるのが、風のためにゆられていたのであった。