Clásicos japoneses con furigana
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あわもりものがたり
『たぬき汁』以後
佐藤 垢石
Lee 『たぬき汁』以後 (あわもりものがたり) de 佐藤 垢石 (さとうこうせき) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 118.470 caracteres · 244 pantallas
馬鈴薯は六月十六日から七月十五日の最も出盛りの時期に三円三十銭、一月から五月までの品が少なくなってから四円四十銭。これは、一貫目当たりではない。十貫目当たりですぞ。つまり、農家は出盛り期に、一貫目三十三銭で売るのである。
甘藷は十月の出盛りに一等三円二十銭であるが、十一月から一月の腐りやすい時に三円、二等品は二円九十銭と二円七十銭。これも馬鈴薯と同じに、十貫目当たりである。
そして政府や県、または組合が指定した集荷所までの運賃は農家の負担であるから、値段のうち運賃を差し引いた金が、農家に渡される。また青物の方は、青物組合が斡旋料と称するものを、公定値から差し引いて、それだけの金を農家に渡す。
皆さん、なんと安いものではありませんか。さつまいもでも、じゃがいもでも、大口開いて大に食うべしである。あまり安いのに驚いてご婦人方よ。よだれを流しながら、眼を回してはいけません。
だが、ほんとうは都会人の口に入らないのである。まことに安いものだときいて、よだれは流し損、眼はまわし損ということになるのである。
仮に、農家が茄子を出盛り期に一貫目青物組合へ出したとする。