Clásicos japoneses con furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lee 万葉秀歌 (まんようしゅうか) de 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 213.820 caracteres · 427 pantallas
引馬野は遠江敷智郡(今浜名郡)浜松附近の野で、三方原の南寄に曳馬村があるから、其辺だろうと解釈して来たが、近時三河宝飯郡御津町附近だろうという説(今泉忠男氏、久松潜一氏)が有力となった。「榛原」は萩原だと解せられている。
一首の意は、引馬野に咲きにおうて居る榛原(萩原)のなかに入って逍遙しつつ、此処まで旅し来った記念に、萩の花を衣に薫染せしめなさい、というのであろう。
右の如くに解して、「草枕旅ゆく人も行き触ればにほひぬべくも咲ける芽子かも」(巻八・一五三二)の歌の如く、衣に薫染せしめる事としたのであるが、続日本紀に拠るに行幸は十月十日(陽暦十一月八日)から十一月二十五日(陽暦十二月二十二日)にかけてであるから、大方の萩の花は散ってしまっている。ここで、「榛原」は萩でなしに、榛の木原で、その実を煎じて黒染(黄染)にする、その事を「衣にほはせ」というのだとする説が起って、目下その説が有力のようであるが、榛の実の黒染のことだとすると、「入りみだり衣にほはせ」という句にふさわしくない。そこで若し榛原は萩原で、其頃萩の花が既に過ぎてしまったとすると、萩の花でなくて萩の黄葉であるのかも知れない。