Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lee 万葉秀歌 (まんようしゅうか) de 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 213.820 caracteres · 427 pantallas

Aozora Bunko

巻第十七

私がはじめてお会したあなたよ、人に知られぬうちにお帰りください。原文には、「一夜妻」とあるから、男の歌で女に向って「一夜妻」といったようにも取れるが、全体が男を宿めた女の歌という趣にする方がもっと適切だから、そうすれば、「一夜夫」ということになる。この歌は民謡風な恋愛歌で作者不明のものだから、無名歌として掲げているのである。「千鳥しば鳴く起きよ起きよ」のところは巧で且つ自然である。「一夜夫」と解するのは考・古義の説で、「妻はかり字、夫也。初て一夜逢し也」(考)とあるが、これは遠く和歌童蒙抄の説まで溯り得る。あとは多く「一夜妻」説である。「人ノ妻ヲ忍ビテアリケルニ」(仙覚抄)、「一夜妻はかりそめに女を引き入れて逢ひしなり」(新考)云々。

巻第十七

○

あしひきの山谷越えて野づかさに今は鳴くらむ鶯のこゑ 〔巻十七・三九一五〕 山部赤人

山部宿禰赤人詠二春※一歌一首であるが、明人と書いた古写本もある(西本願寺本・神田本等)。「野づかさ」は野にある小高い処、野の丘陵をいう。「野山づかさの色づく見れば」(巻十・二二〇三)の例がある。一首は、もう春だから、鶯等は山や谷を越え、今は野の上の小高いところで鳴くようにでもなったか、というので、一般的な想像のように出来て居る歌だが、不思議に浮んで来るものが鮮