Clásicos japoneses con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lee 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 684.899 caracteres · 1374 pantallas
椅子、机はひっくり返る。
李逵は足を拯われて転ぶ。先生は右往左往する。
子供らは手を叩く。近所では何事かと往来へ飛び出す。――こんなところへ、ちょうど穆弘が通りかけて、ここにいたかと、李逵を塾から引っ張り出して、酔歩まんさんたる彼の腕を小脇にかかえ、遮二無二、山寨へ連れて帰った。
「なんだい、李逵か、あれは?」
「まるで知事の化け物だ」
泊中では、彼を見る者、笑わぬはなかった。
すでに燕青もまた盧俊儀以下の者も、みな山上の忠義堂に帰っており、そこへ穆弘に伴われて来た李逵を見ると、腹が立つよりはまず腹を抱えて笑わずにいられなかった。
「李逵か。百日の禁足が解けるやいな、誰にも無断でどこへ行っていた?」
宋江から一喝の叱言をあびると、もう酔いもさめはてていた李逵は、さすがに悄れ返って平あやまりに謝りぬいた。また百日の禁足でも食ってはと、いつもの彼の元気もない。燕青は見て気の毒になり、しきりにとりなしをしてやると、盧俊儀もまたそばから言った。
「穆弘の話を聞くと、珍しく李逵は一人の人間も殺めず、いつもなら血を誇って帰るところを、今日は学童たちに墨汁を浴びせられ戻って来たそうです。