Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lee 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 684.899 caracteres · 1374 pantallas
梨売りの兵隊の子、大人の秘戯を往来に撒きちらす事
「旦那え……」と、酒もそろそろ廻るほどに、婆までがいやに色っぽく眼もとを染めて「どういうンでしょうね、旦那ってお人は」
「なにがさ? 婆さん」
「なにがじゃありませんよ。こちらのお内儀さんにも、お杯ぐらい上げたらいいでしょ」
「だって、金蓮さんは、迷惑そうなお顔じゃないか」
「ま、お察しが悪い。旦那と一しょなので、恥かしいんですよ。ほんとは、飲ける口なんだもの。さあ、おかみさんも、お杯を受けたらいいじゃないの。焦れッたいねえ」
「まるで、わしとおかみさんとで、叱られてるみたいだな、はははは。時に、あなたはお幾歳ですか」
「もう二十三ですの」
金蓮は、やっと答えて、同時に、貰った杯へ、唇を濡らした。
「じゃあ、わたしのほうが、九ツも上だな。お針は上手だし、礼儀作法といい、人当りの姿態もよし……、武大さんとやらが羨ましいね」
「オヤ、禁句ですよ旦那。おかみさんは、とても亭主運が悪いんで、武大の武の字を思い出しても、すぐ気が鬱いで来るんですとさ」
「それはまあ、似た人もあるもんだね。この西門慶も女房運が悪くッて悪くって。もう女は持つまいと思ったほどだ」
「だって、おくさんは、おととしお亡くなりになったでしょ。