Clásicos japoneses con furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lee 江戸前の釣り (えどまえのつり) de 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 106.910 caracteres · 214 pantallas
帰るときに納竿すると、もう一度全部、河原で洗ってくる。こうして、今まで魚を腐らせたことはない。……誰だい? 腐るほど釣れたことがないだろうなんていうのは。
酒匂川も、栢山、富水、狩川などは、昔なつかしい釣り場である。土師先生は、冬でもこの方面へ出かけられるとか。あっぱれ剛の者ではある。
中央線上野原駅へもよく行ったが、ここの鶴川でも、おもしろい釣りをしたことがある。
この川にトロッコ橋がかかっていて、川向こうで川虫をとり、竿をかついでトロッコ橋を渡り出すと、橋のまん中でトロッコに出くわした。どうすることもできずに川へ飛び込んで助かったが、あまり土地なれて油断をすると、ケガのもとになる。
トロッコ橋が低く、川面すれすれだったし、初夏のことで着物も薄く、身軽なのがよかったのだが、二度目は寒中、佐倉鹿島川の鉄橋では、ほんとうに失敗した。このときは、土地の子供が大勢で手を取って引きあげてくれ、河原でたき火までして着物を干してくれた。川虫をとるとき、木の枝に釣り糸をからませたとき、いつでもやっかいになるのは土地の子供である。
木の枝にウキの咲いたるおもしろさ