Clásicos japoneses con furigana
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Lee 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 94.045 caracteres · 185 pantallas
そして日本学士院の会員に挙げられた。
『日本植物志図篇』というのが私の処女作で、それから大学発行の『大日本植物志』をはじめとして、その他いろいろの書物を著わし、出版した中で、北隆館で発行した『牧野日本植物図鑑』が一番広く世人に愛読せられている。
上に述べたように、私の一生は殆ど植物に暮れている。すなわち植物があって生命がありまた長寿でもある。ようこそわれはこの美点に富んだ植物界に生まれ植物が好きであったことを神に謝すべきことだと思っている。私がもしも植物を好かなかったようなれば、今ごろはもっと体が衰え手足がふるえていて、心ももうろくしているに違いなかろう。幸いに植物が好きであったために、この九十二歳になっても、英気ぼつぼつ、壮者をしのぐ概がある。そしてなお前途にいろいろの望みを持って、コノ仕事も遂げねばならぬと期待し、歳月のふけ行く事をあえて気にする事なく、日夜わが専門の仕事にいそしんでいる。そのセイか心身ともにすこぶる健康で、いろいろの仕事に堪えられる事は何よりである。しかし人間の寿命はそう限りなきものではないから、そのうちには寿命がつきてアノ遠き浄土に旅立つ事になろうから、そこで旅立ちせん前に精力のあらん限りを尽して国に報い、世に酬ゆる丹心を発展さすべきものである。