Clásicos japoneses con furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lee あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 239.520 caracteres · 475 pantallas
そこでこの土地にいる間は、近在近郷へ出かけて行って、鬱憤ばらしの乱暴をやったり今度のように他国へ走って、羽根をのして一月でも二月でも、遊びほうけて帰らなかったりするのさ。……が、俺としての本心は、功名手柄勝手次第、下剋上のこの時代に、せめて大国の一つ二つ持った、大名になりとなりたいというのさ。……ところで今度京へ行ってみて、耳よりの噂を耳にしたので、こいつをうまく塩梅したら、六波羅殿より莫大もない、恩賞を得られるに相違ないと、それで急いで帰って来たのさ。……ところがせっかく帰ってみると、お父上が気違いじゃと。……これじゃアどうにもクサるなあ」
「いいえそのお父様のご病気も、この頃ご本復なさいまして……」
「ナニ本復? 治ったのか! ……馬鹿め、早くそういえばよいに!」
「それも尊い山伏殿のご祈祷のおかげでございます」
「ナニ山伏の? 山伏のご祈祷?」
「九人の山伏殿が参られまして……」
「九人の山伏? フーム、九人の……」
「そのうちのお若い先達様が……」
「その山伏、その後どうした?」
「家にご逗留でございます」
「この家に泊まっているというのか」
「はい、それでわたくしどもは、毎日毎日心をこめて、ご接待いたしておりまする」