Clásicos japoneses con furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lee こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 142.761 caracteres · 278 pantallas
それに入用な人の手は、ユイによってたやすく得られるにしても、耕作のあい間にそれだけの労力を、村としては余分に出さねばならず、保存の年限がみじかくなればユイは小さくなり、したがって一人がたくさんに出て働くことになるからである。萱野の萱がたりなければ、いくらでも藁を代りに使えばよいと、いうことのできなかった理由もそこにある。藁のなかでは小麦稈のよくすぐったのがいちばん萱に近かったが、それでもいっぽうの三分の一も持たない。大麦や裸麦は藁のたけもみじかく、且つぶよぶよしているのでもっと早く腐れる。稲の藁は、日本でこれほどいろいろの役に立つものはないのだが、屋根葺き材料だけにはまったく向かない。しかしこういう不適当な代用品でも、萱が手にはいらぬときまれば使って見るほかはない。幸いなことには、農業には藁類の堆肥がひつようであって、三種の麦稈などは、苅った年のものを積み肥にするよりも、さんざんに雨に打たせ煙にいぶして、もろくくだけやすくなったもののほうがよかった。そこで農家では鼻の穴をまっ黒にして、八年十年というみじかい期間に、たびたび屋根をおろしては葺きかえたのである。