Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lee 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 684.899 caracteres · 1374 pantallas
というのは、その夏の旱魃やら秋ぐちの大洪水で、特に、水滸の周辺は五、六百里にもわたってひどい飢饉を来したのである。で、宋江はこんな時とばかり泊内の穀倉をひらいて難民の救済にあて、蓄えの物は糠もすくい出し、羊、鶏、耕牛までも食いつぶしていたのだった。
「このうえは、東昌府と東平府を食うしかない」
「もう銭糧を貸せなどと手間暇かけているのは愚だ」
「さもなくば、この梁山泊の者もみな乾あがってしまう。こんなところを官軍に見舞われたら一トたまりもないぞ」
事実、泊中の炊煙がもう細々になりだしていたのである。馬糧、兵糧、少しでもあるうちにと、全員の声が高い。
ここにおいて、盧俊儀もついに一方の大将をひきうけ、また一軍は宋江が首将となった。そしてかつての一案にしたがい、どっちでも先に向う所の城市を陥落させた者が、梁山泊のあるじとなることもまた約束された。
「では、先だってまず、先主晁蓋の霊堂で、いずれがいずれへ向うか、籤を引いてきめましょう」
これも宋江の発言だった。
その結果。
盧俊儀が東昌府をひき、宋江は東平府をひきあてた。
盧の麾下にしたがうもの、呉用、公孫勝、関勝、呼延灼、朱同など水陸七千人――