Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lee 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 684.899 caracteres · 1374 pantallas

Aozora Bunko

「たれが」

「知れたことを」

「気のどくだが、いちど上がった舞台、てめえを叩きつけて、ご見物に得心をつけるまでは、ここを退がるこっちゃあねえんだ。……ええ、お侍さまたち」と、一方へ向っては小腰をかがめ「まことにお情けはありがとうございますが、殿さまにはよろしくお伝え下さいまし。こんな薄汚ねえ獣を、天下無敵の何のと吐ざかせて、この日下を人もなげに歩かせておくわけにはまいりません。へい、男はここに一匹いるのですから」

燕青はどうしても承知しない。のみならず、騒ぎだしたのは数万の見物である。「やらせろ!」「よけいな水はいれるな!」「役人どもは引っ込め」と、喧々囂々、木の実を投げる、石が飛ぶ。まちがえば暴動にもなりかねないような狂気めいた騒ぎだった。

桟敷からはまた、追ッかけの使者が走ッていた。「ぜひもない、引きさがれ」という旨らしい。で一同は颯と桟敷の方へひきあげる。見物はこの様子に、わが意を得たかのごと万雷の喝采を起して、よろこぶこと限りもない。すでに舞台では、任原があらためて屹立していた。対するは、花の刺青。山の如き相手にたいして、なんと小さく見えることか。