Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lee 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 684.899 caracteres · 1374 pantallas

Aozora Bunko

……すぐ落ちのびねばなりませんな。また、それがその人の本望でもありましょう」

「といって、どこへ」

「ともあれ、石碣村まで走って、一時、阮ノ三兄弟の家へでも」

「先生、彼らは三人とも、漁師ですぜ。この人数で、どうして狭い漁師小屋などに」

「いやいや。そこは一時の足溜り。石碣村の浦から水を隔てた彼方には、いかなる所があるかを思い出してごらんなさい」

すると、公孫勝や劉唐も、異口同音につぶやいた。

「梁山泊。……江の彼方は梁山泊だ」

「そこだ!」と、呉用学人は、老いに似合わぬ眸をかっとさせて――「かくなるうえは、そこへ渡って、梁山泊一味へ仲間入りを申し入れようではないか」

「だが先生。はたして彼らの仲間が、快く容れるかどうか?」

「心配は無用。われわれの手には金銀がある。引出物としてその一部を献じてやれば」

「なるほど」

たちどころに、四人の腹は一致した。……かねて“黄泥岡の智恵取り”で奪い獲た金銀珠玉を五、六個の荷物にまとめ、手飼の壮丁十人ばかりにこれを護らせ、呉用と劉唐の二人が付いて、すぐ石碣村へ向って先発して行く。

あとに残った晁蓋と公孫勝は、大勢の家族雇人を一堂に呼び集めて、それとなく別辞を告げ、家財道具をことごとく分け与えて、これも一ト足あとから石碣村へ急ごうとしていたが、さて別れを惜しむ中には、多年愛していた女も