Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 58.758 caracteres · 118 pantallas
十一月二十九日
〔欄外に〕
改造からやっと金が来た。今日ストラスナーヤ〔広場名〕の泥濘を歩きながら、さて、始まったかなと思ったが、
十一月二十九日(木曜)雪
プドフキンのジンギスカンの後裔を Колос〔映画館の名「穂」〕で見る。主人公を演ったモンゴリア人立派な顔をして居る。絵としてなかなかよいところ、暖みのあるところもあって(ここが然し、問題でもある。衣笠氏の所謂芝居という点では)着実な作品と思う。大がかりなものだ。心理的説明もうまいと思った。殺しにつれて行く、煙草をのませようとする、ことわる、少し歩く、ええ仕方ない、やっつける。はずれる、又やっつけて谷におとす。かえる道の不快な感情、水たまりをバシャバシャ歩く気持。
この水たまりを同じバシャバシャ歩くのでも、主人公のモンゴリア人は真直、むきに歩く。それとの上手な比較。(こまかい)
モンゴリアの乾いた感じを出すのに一寸成功しない。もっと乾いて乾いて居たらよい。
これを見て思う、エイゼンシュテインの方が頭がよい。人間の面に対する興味――写楽――それはこのプドフキンの感覚には遠い。М・Х・А・Т型。
十一月三十日(金曜)晴