Clásicos japoneses con furigana
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しょくぶついちにちいちだい
植物一日一題
牧野 富太郎
Lee 植物一日一題 (しょくぶついちにちいちだい) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 160.011 caracteres · 312 pantallas
この実は熟すると早くも枝から落ちてしまう。そして新芽の葉もゆでれば食べられる。またこの樹の白色で軟かい生まの内皮を掻き取り食用にするのだが、それは粘滑質で餅などに入れて食する、いわゆる楡皮である。またこの内皮を取って乾燥して磨して白い粉となし楡麺に製し食べるものがいわゆる楡白粉である。
この楡はニレ科で俗に Siberian Elm と呼ばれ、その学名は Ulmus pumila L. である。この種名の pumila とは矮小ナあるいは細小ナ意味の語であるが、しかし元来この樹は高大なものであるにかかわらず、こんな学名がついたのは、それがシベリアからの灌木状のものであったので、その命名者がこんな種名を用いたゆえんであったのであろう。
楡の和名はノニレといわれる。すなわち野楡の意味である。満州ではこの樹は平地に生じ人家の辺に茂っていて普通に見られるところから、またこれを家楡とも呼ぶ。冬になれば落葉し、夏は緑葉で樹蔭をなしているが、しかしこれがあんまりうっそうと繁りすぎると、天日を蔽うてその光りと熱とを遮ぎり、その樹下では、とうてい作物が出来ないから五穀などを栽えることがない。