Clásicos japoneses con furigana
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きんせんについて
金銭について
山本 周五郎
Lee 金銭について (きんせんについて) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 5221 caracteres · 11 pantallas
――タイム・イズ・ゴールド――
私はそんな高い原稿料はいただいたことはございませんけれども……。
――タイム・イズ・ゴールド――
問 勤倹貯蓄は美徳ならず――とすると、“浪費”ということを先生はどうお考えになりますか。
答 浪費という問題がでますと、よくひきあいに出される話しなんですが、アレキサンドル・デューマ、彼はなかなかの浪費家であった。ステッキの頭にダイヤモンドを嵌めていたとか、一晩に何千フランも使って宴会をひらいたとか、たいへんな浪費のおん大将といわれておったのですが、死ぬときに、自分の子供のデューマ・フィスを呼んで、『俺は浪費家だといわれているが、マントルピースのうえを見ろ』と。で、フィスが行ってみたらマントルピースの上に五フランの金貨があった。『俺はパリーにでてくるときに五フランの金貨ひとつを持って出て来たのだ。その五フランの金貨はそこにある。俺はなんにも浪費はしていない』と。
……これは実に見事に浪費という言葉、(これは勤倹貯蓄というものの反語でございますけれども)浪費というもののいい見本だと思います。つまり、浪費をするかしないかということは、これは要するに意地わるな小舅がいうことであって、それが浪費であるかないかということは、その人が死んでその人がしたことと、その人が残したこととを相殺した場合におこることであって、しかもそれ