Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

Lee 青べか物語 (あおべかものがたり) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 160.888 caracteres · 317 pantallas

Aozora Bunko

と呼んでい、蒸気河岸の「根戸川亭」とは格の違う、本式の洋食を食わせるといわれていた。主人はいかにもコックらしく、白い上っ張りに前掛、頭にも白い茸形のコック帽をかぶっているし、二人の若い女給もきちんとエプロンをはおっているというふうで、客が酔って騒いだりすると、主人のコックが出て来てつまみだすといわれ、そのためかどうか、若い衆といわれる人たちは殆んどよりつかなかった。五郎さんはその「四丁目」へ飲みにゆき、それからは毎晩、店を閉めるとすぐ飲みにいった。

こういう状態が長く続くものではない。喪があけてから六十幾日めかに、ゆい子は篠咲の実家へ帰った。ちょっといって来ると云ってでかけたが、そのまま戻らず、三日ほどまをおいて仲人が来た。家風に合わないから離婚したいというので、五郎さんも五郎さんの父親もあっけにとられた。誰がそう云うのかと訊いたら、嫁のゆい子がそう云ってきかないのだ、と仲人が答えた。

「そんなあべこべな話は請合えねえだな」と五郎さんの父親は云った、「家風に合わないとはこっちの云うことだべが、嫁のほうから家風に合わないなんぞと云われては筋が立たねえべ、そんな話はまっぴらごめん蒙るだよ」