Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
あおだけ
青竹
山本 周五郎
Lee 青竹 (あおだけ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N1. Toca una palabra para ver el significado.
N1 · avanzado · kanji y kana modernos · 14.622 caracteres · 29 pantallas
「べつにどういう考えもございませんでした」
「ではお裁きどおりの罪におこなわれても不服はなかったと申すのか」
「さようでございます」源七郎は低いこえでしずかに云った、「わたくしは鈍根でございますから、ひとすじに戦うほかにはなんの思案もございません、身命を賭して戦えばそれでよいので、それからさきのことはどうあろうともなりゆきしだいだと存じております」
きっぱりと割りきったものである、兵庫はうむと呻き、しばらくは惘然と源七郎をみつめていた、そしてやがて大きく頷いた。
「むかしから、そのもとのひとがらはなにかを聯想させると思っていたが、ようやく思い当った」「…………」「青竹だ、まっすぐに高く伸びた青竹を二つに割ったようだ、しかしよくそこまでさっぱりと思いきれるものだな」「鈍根のとりえでもございましょうか」そう云って源七郎はそっと微笑した。
「そこで、じつは用談がある」兵庫は坐りなおした、「こんどこそいなやは云わさぬぞ、嫁をとれ」「…………」「お旗奉行に出世もしたし、年から云えばもう遅きにすぎる、どうだ、うんと云わぬか」「おことわり申します」「なにまだそんなことを申すのか」