Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ひだのかいだん

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選

岡本 綺堂

Lee 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (ひだのかいだん) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 130.271 caracteres · 263 pantallas

Aozora Bunko

」

「何か※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)に就て御意見があるですか。」

「忠一君には大いに意見があるんだそうで、今これから大演説を始めようと云う処へ、あなたが見えたんです。」と、市郎は笑いながら喙を挟んだ。

「それは好い所へ来ました。わたくしも参考の為に是非伺いたいものです。」と、巡査も熱心に膝を進めた。

「兄さん、お話しなさいよ。」と、冬子も強請むように迫り問うた。

聴者が熱心であるだけに、弁者にも大いに挑発が付いて、忠一も更に形を改めた。

「いや、大いに意見があると云う程でも無いんですが、近頃僕が取調べた所では、概略先ずこんな訳なんです。日本ばかりでなく、支那にも昔から山鬼又は野婆などと云う怪物の名が伝えられています。山鬼は日本で云う山男或は山※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)のたぐいで、野婆は即ち山姥でしょう。尤も地方に因て其名を異にするようで、日本でも奥羽地方では山人と云い、関東地方では山男と云い、九州地方では山と云い、ここらでも主に※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)と呼ぶ様です。